セブンイレブン「たまご蒸しパン」を、何も期待せずに食べてみた結果

蒸しパンという存在は、パン売り場の中でも少し立ち位置が特殊だ。
菓子パンほど甘くなく、食事パンほど主張もしない。
セブンイレブンのたまご蒸しパンも、棚の端で静かに並んでいるタイプのパンだ。
正直、積極的に選ぶことは少ない。
今回はあえて、その「地味枠」をちゃんと食べてみることにした。

袋を開けると、ふわっとした甘い香りが広がる。
見た目はシンプルで、余計な装飾は一切ない。
持つと軽く、指が沈み込むほど柔らかい。
この時点で、派手さは期待しないほうがよさそうだとわかる。

ひと口食べると、口当たりはとにかく優しい。
たまごの風味がほんのり感じられ、甘さも控えめ。
噛まなくても食べられそうなほどで、喉に引っかかる感じがない。
体調が万全でないときにも食べやすそうだ。

味の変化は少なく、終始同じトーンで進んでいく。
刺激や驚きを求めると、物足りなさは正直ある。
ただ、「何も考えずに食べられる」という点では、かなり完成度が高い。

このパンの良さは、主張しないことだと思う。
甘すぎず、重すぎず、後に残らない。
食べたあとに罪悪感も少ない。

欠点は、印象に残りにくいこと。
食べた直後に内容を忘れてしまいそうになる。
ただ、それを欠点と感じない人も多いはずだ。

たまご蒸しパンは、
「疲れている日に、静かに寄り添ってくれるパン」だ。
派手さはないが、確実に役割はある。


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